キャッシュ・グループ用のシステムの構成
Cache Connect to Oracleのインストールおよび構成の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。この項では、TimesTenホスト・システムをOracleクライアントとして構成する手順およびOracleリモート・サーバーで動作するCache Connect to Oracleの機能を使用する手順について説明します。
注意: install_dirは、TimesTenがインストールされているディレクトリです。
- TimesTenホストにOracleクライアントまたはOracleデータベースをインストールします(「TimesTenホストへのOracleクライアントのインストール」を参照)。TimesTenで、Cache Connect機能での問題が発生しないようにするには、OracleクライアントまたはOracleデータベースをインストールしておく必要があります。
注意: Oracle 9iサーバーで使用するためにCache Connect to Oracleを構成している場合は、Oracleクライアントのリリース9.1以上を使用してください。Oracleクライアントのリリース9.0は使用しないでください。Oracleクライアント9.0のリリースを使用すると、キャッシュ・エージェントの起動時に問題が発生する場合があります。
- TimesTenをインストールします(『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』を参照)。
- WebベースのCache Administratorを使用する場合は、埋込みWebサーバーを設定します(『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』のWebサーバーの設定に関する項を参照)。
- tnsnames.oraファイルにOracleサービス名を定義する場合は、システムレベルのtnsnames.oraファイルのみを使用します。
注意: ローカルのtnsnames.oraファイルは使用しないでください。ローカルのtnsnames.oraファイルを使用すると、Cache Administratorでキャッシュ・エージェントを起動できなくなります。
注意: TimesTenでは、WindowsクライアントのOracle Name Serverはサポートされていません。
UNIX PlatformでのCache Connect to Oracleの設定
TimesTenユーザーの環境、およびTimesTenデーモン(root)を起動するユーザーの環境に対する環境変数を設定します。
$ORACLE_HOME = /oracle/ora10g
詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』のORACLE_HOME環境変数に関する項を参照してください。
$ORACLE_HOME/lib
$ORACLE_HOME/network/lib
install_dir/lib
次に例を示します。
LD_LIBRARY_PATH = $ORACLE_HOME/lib:$ORACLE_HOME/network/lib:
/timesten/myinstance/lib
注意: 32-bitのTimesTenインストールで64-bitのOracleサーバーを設定している場合、ライブラリ・パスは$ORACLE_HOME/lib32です。
詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』の共有ライブラリ・パス環境変数に関する項を参照してください。
$ORACLE_HOME/bin
install_dir/bin
次に例を示します。
PATH = $ORACLE_HOME/bin:/timesten/myinstance/bin
Windows PlatformでのCache Connect to Oracleの設定
次の内容が含まれるようにPATHシステム環境変数を設定する必要があります。
Oracle_install_dir\bin
install_dir\lib
install_dir\bin
次に例を示します。
PATH = C:\Oracle\Ora10g\bin;C:\timesten\myinstance\lib;
C:\timesten\myinstance\bin;